【速報】らんまる、散歩中に「かっこいい」と言われる。

某日、午後5時ごろ

 

てくてくてく…

 

いつものように森のさんぽ道をさんぽするらんまる。

 

すると、前方からランナーのおじちゃんが走ってきました。

 

そして、おじちゃんとらんまるがすれ違おうとしたその時、

ざっざっ　ちゃかちゃか（近づく両者の足音）

 

ざっざっ　ちゃかちゃか

 

ざっざっ　ちゃかちゃか

 

スッ　(すれ違う）

 

 

「かっこいい犬やねぇ～」

 

 

ざっざっ　ちゃかちゃか（離れていく両者の足音）

 

ざっざっ…　ちゃかちゃか

 

ざっざっ…..　ちゃかちゃか

 

ちゃかちゃかちゃか

 

 

以前、さんぽで出会ったおばあちゃんに丸さや茶色さをほめてもらったことがあったらんまるでしたが、かっこいいとほめてもらったのははじめてのことでした。

 

 

しかし、かっこいいとほめてもらったのもつかの間、

 

 

今度は、中学生たちとすれ違いました。

 

すると、

 

 

ざざっざざっ　ちゃかちゃか（近づく両者の足音）

 

ざざっざざっ　ちゃかちゃか

 

ざざっざざっ　ちゃかちゃか

 

スッ　(すれ違う）

 

 

「むちむちだねぇ」

 

 

ざっざっ　ちゃかちゃか（離れていく両者の足音）

 

ざっざっ…　ちゃかちゃか

 

((まんまるだったねぇ))（遠のく声）

 

ざっざっ…..　ちゃかちゃか

 

ちゃかちゃかちゃか

 

 

 

今度はむちむちさとまんまるさをほめられました。

 

 

しかし、自分のさんぽに集中しているらんまるは、勢いを緩めることなくてくてくし、

 

 

いくつかのミッションをこなし、おうちに帰りました。

 

 

そして、おうちに帰ったらんまるは、

 

 

よく冷えた氷水をちゃぷちゃぷ飲み、

 

 

ひんやりシートにおなかをくっつけて、エヘエヘを開始しました。

 

 

 

つづく

 

 

夕刊『丸頭新聞』（丸頭新聞社）より抜粋

 

 

 

 

 

 

被災208日目