草むら「新着メッセージがあります。」（調査編）

らんまるのふんふんの回数調査

 

今回の動画では、らんまるが近くの公園でさんぽをしていました。

リードにつけられた虫よけを軽快に揺らしながら、チャカチャカ歩くらんまるでしたが、

 

曲がり角にさしかかると、

植込みの角っこが気になりました。

 

そして、角っこが気になるらんまるは、角っこに鼻を近づけると、

 

ふんふんふんふんふんふんふんふん

ふんふんふんふんふんふんふんふんふん

ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん

 

と、草のにおいを調査し始めました。

 

そして下の草のふんふんを終えたらんまるは、そのまま流れるように上の葉っぱに鼻を近づけて、

 

ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん

ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん

ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん

 

と、上の葉っぱも調査をしました。

 

このふんふんふんふんというのは、らんまるが調査をしているときに鳴っている音で、この間、らんまるはものすごい速さで鼻から息を吸ったり吐いたりしています。

 

今回はらんまるがあまりに熱心にふんふんしていたため、この草むらで何回ふんふんしたのかを計測することにしました。

 

【調査開始】

 

計測するにあたり、まず計測の対象とするふんふん期間を定めます。

 

今回の場合、ふんふん期間のはじまりはらんまるが草むらに鼻をくっつけた時なので、

動画時間の6.6秒時点とします。

 

そして、ふんふん期間のおわりはらんまるが草むらから鼻を離した時なので、

動画時間の20.7秒時点とします。

 

◎対象ふんふん期間：6.6秒時点～20.7秒時点（14.1秒間)

 

これで計測対象となる期間が定まったため、あとは期間の中で何回ふんふんしたのかを計測をすればふんふんの回数が分かります。

 

〈ふんふん計測〉

 

計測開始

 

ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん

 

 

 

回数が多くて計測ができませんでした。

 

 

そのため、ここでは1秒間あたりのふんふん回数を計測し、その結果を使って対象ふんふん期間の14.1秒間にらんまるが何回ふんふんしたのかをおおまかに割り出すことにします。

 

 

〈1秒間のふんふん計測〉

 

計測開始

 

ふんふんふんふんふんふんふん

 

計測結果：１秒間に７回ふんふんする。

これはツバメのはばたきと同じ速さだそうです。

 

そしてらんまるがふんふん期間中ずっと同じ勢いでふんふんするとすると、

今回はふんふんが14.1秒続いたため、

合計ふんふん回数は、

 

毎秒7回×14.1秒＝98.7回

 

調査結果：らんまるは角っこの草むらで98.7回ふんふんした。

 

【調査終了】

 

そして、上の葉っぱを調査し終えたらんまるは、

真剣な表情で前を向くと、

 

何かに気が付いたようにハッとした顔をしました。

 

草むらからは色々なにおいがするため、鼻のいいらんまるは何かわかったことがあったのかもしれません。

 

 

その直後、勢いよく歩き出し、どこかへ向かうと思われたらんまるでしたが、

 

….

…..

……

 

 

 

 

そのまままっすぐおうちに帰ると、ひんやりシートの上ですーすーおひるねを始めました。

 

 

 

 

つづく

 

『らんまる列伝』ふんすの章から抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

被災206日目