らんまるの耳はふつうよりすこし小さいです。
その大きさは3cm~4.5cmほどで、短くてふわふわした毛に覆われています。
そんならんまるの耳ですが、ふだんはピンとりりしく立っていても、らんまるが寝転がるとらんまるの顔のモフモフに埋もれてしまうことがあります。
そして、寝転んだらんまるの顔のモフモフから少しだけ見えるとんがった小耳はまるでタケノコのようです。
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ある夜のこと、、、
そろそろ寝ようと寝室へ向かうと、、
誰もいないはずのベッドからむくりと、らんまるが現れました。
早寝早起きのらんまるは、家族より一足早く寝室へ向かうため、誰もいない人間用ベッドに一番乗りすることができます。
電気を点けてみると、
すっかり自分用のお布団のように振る舞うらんまるは、ちょいっと手招きし、家族をお布団に招待しました。
様子を見るらんまる
それから家族がゆっくりと近づくと、
らんまるは頭を丸めながらカマキリ拳法の構えでゆっくりとひっくり返っていました。
それからなでなでをされたらんまるは、
もともと寝ていたこともあって、ねむたくなってしまいました。
しかし、
なでなでの体勢だけは決して崩しません。
そして、そんならんまるの耳をよく見てみると、、、
モフモフに埋もれて、見えなくなっています。
そこで、すこし掘り起こしてみると、
とんがった耳の先っちょが見えました。
その様子は、まるで春のタケノコ掘りのようです。(らんまるはねむたい)
そこで、らんまるのタケノコ耳を収穫しようとすると、、
らんまるは違和感を感じたためか、首をもたげて収穫を妨害します。
そのため、今度はそっーっと収穫が行われると、
先ほどは妨害が功を奏したらんまるでしたが、今回はタケノコ耳をつままれてしまいました。
すると、先ほどまでは完全に埋もれていたタケノコ耳が、少しずつ地表に姿を現し始めました。
何も知らないらんまる。
そしてそれからもなでなでをたしなんでいたらんまるでしたが、
なでなで終了の合図(ポンと叩かれる)を感知すると、
迅速に起き上がり、(タケノコ耳全体がモフモフからでてくる)
急いで前足をちょいっとし、なでなでの再開を申し込みました。(お布団からはどかない)
つづく
『らんまる大図鑑』タケノコ耳の章から抜粋
のどかな田舎に暮らす柴犬のらんまる。離れて暮らしているおにーちゃん、おねーちゃんが寂しくないように、日々の様子を撮影します。
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